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BPS(一株当たり純資産)

BPS(ビー・ピー・エス)とは、日本語で「一株当たり純資産」といいます。企業の純資産を発行済み株式数で割った値です。

BPSの意味を非常に簡単に申しますと、「会社が仮に潰れたとした場合に、株主に帰ってくる、一株当たりのおカネ」ということになります。

企業の純資産とは、企業が持っているあらゆるモノやおカネのうち、会社が潰れたり、なくなるときに誰かに返さなければならないモノやおカネを差し引いて残った部分を指します。貸借対照表という、会社の資産目録のような表では、資産から負債を引いたものになります。また、貸借対照表には、「純資産の部」という表現で純資産の合計や中身が記載されています。

会社の所有者は、株主です。ですから、会社がなくなるときに財産が残ったら、つまり、純資産がプラスならば、保有する株式数に応じて株主同士がそれを分け合うことになります。そこで、BPSの意味を「会社が仮に潰れたとした場合に、株主に返ってくる、一株当たりのおカネ」といえることになるわけです。

BPSを実際の株式投資のときにどのように参照するかといいますと、以下のようになります。

まず、株価がBPSよりも安い場合、その株価は明らかに割安と判断されます。会社が潰れるという最悪の状況になっても、株価以上のおカネが株主に戻ってくると期待できるからです。

反対に株価がBPSよりも高い場合、その株価は会社が潰れた場合に株主に返ってくるおカネ以上の価値があると投資家が認めているということになります。つまり、その会社は、おカネを稼ぐ力があるためBPS以上の株価が付いていると考えられます。

しかし、それにも限度があります。株価がBPSよりも4倍も5倍も高いということになりますと、今度は、株価が高すぎると見られる可能性があります。そんな会社の株式は、いずれ下がるだろうと予想できるわけです。

このように、BPSは、株価が割高か、割安か、それとも適正な価格かを判断する材料のひとつになるのです。

ただし、株価はBPSの水準によって決まるものではありません。あくまで、適正な株価であるかどうかを判断するための材料のひとつにしかすぎません。実際の株式投資では、BPSの水準のほかにも様々な要素を加味して投資判断する必要があります。