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MACDについて

 株式投資で株価が上昇する局面にあるか、下降する局面にあるかをビジュアルに判断できる指標です。経験則をもとに株価のこれからの動きを予測する「テクニカル指標」のひとつですが、割と正確に予測できるため、活用する投資家が結構います。

 MACDは、指数平滑移動平均線というものを使います。指数平滑移動平均線は、過去の一定期間の株価の平均値を求めるという意味で単純移動平均と同じなのですが、現在からより遠い過去の株価を計算上、軽く見るように修正したものです。これは、遠い過去の株価よりも、より近い過去の株価のほうが、足元の株式の動きを反映しているはずだという考え方に基づいています。もっと分かりやすくいいますと、1年前の株価よりも、昨日の株価のほうが当日の株価を見るうえで参考になるはずだということです。

 実際の指数平滑移動平均線の算出法はここでは割愛します。ネットで取引されている投資家の方の場合、使っているネット証券会社のサービスのひとつとして、表に数字を入れれば自動的に指数平滑移動平均線を作ってくれるソフトが提供されているときもあります。分からない方は、ご契約されている証券会社に問い合わせてみられてもよいと思います。

 MACDは、遡って算出する期間を変えた2本の指数平滑移動平均線を使います。一般的には、5日と10日、13日と26日の組み合わせを使うことが多いようです。2本の指数平滑移動平均線の数値を引き算したものがMACDとなります。

 使い方は、2本の単純移動平均線の動きで株価の上昇と下落を予想する場合と同じです。株価が上昇から下降、下降から上昇に局面が変わるとき、短期間の平均株価を線にした方、つまり、一般的には5日あるいは13日の指数平滑移動平均のほうが先に株価の実際の動きに反応します。長期間の平均株価を線にしたほうは、反応が遅れて出ます。ですから、株価の局面が変わるときには、短期の指数平滑移動平均と長期の指数平滑移動平均は急激にその差が縮まります。MACDに置き換えますと、数値がゼロに近くなるわけです。

MACDがゼロになって短期の指数平滑移動平均線が長期の指数平滑移動平均線を下から上に突き抜けたときは、株価が上昇局面に入った(ゴールデンクロス)と判断します。反対に短期の指数平滑移動平均線が長期の指数平滑移動平均線を上から下に突き抜けたときには、株価は下落局面に入った(デッドクロス)と判断します。

ただ、いくら単純移動平均の欠点を修正したといっても、他のテクニカル指標と同様、完全に株価の動きを予測できるわけではありません。MACDだけを頼って投資するのは危険です。